こんにちは!
本店の斎藤です(^^)/
だいぶ秋らしい気温になってきましたね~。
さて、今回は「分譲賃貸マンションのトラブル」がテーマです!
「分譲賃貸マンション」ってご存知ですか?
分譲賃貸は、本来分譲マンションとして一戸ごとに購入されていた物件が、何らかの理由で賃貸に出される形態を指します。もともと所有者がマイホームとして購入されていた物件のため、家賃は一般の賃貸物件より価格が高い、いわゆる「高級賃貸」として扱われることが多いです。
よく賃貸を探されているお客様の中に「分譲賃貸マンションはないか?」と聞かれることがあります。
理由をお聞きすると、、、
・物件のクオリティが高い
・室内設備が整っている
・共用部が充実
・管理体制やセキュリティがしっかりしている
などがあります。一般的な賃貸物件よりは少し家賃は高くなりますが、昨今、プライベート空間を大切にしている20代~30代の方々にはとても人気があります。
そんな分譲賃貸マンションにも、気をつけないといけないことがいくつかありますので、トラブルの例を挙げながらご紹介していきます!
1. 【管理規約の違反】
トラブル内容:
分譲マンションは、入居者やオーナーが守るべき「管理規約」が定められており、その内容に従う必要があります。しかし、賃貸で入居した場合、管理規約を十分に理解していないため、規約違反をすることがあります。たとえば、ペット禁止のマンションでペットを飼ってしまったり、共用部分でのルールを守らなかったりするケースです。
対策:
入居者は契約前にオーナーから管理規約を必ず確認し、守るべきルールを把握しておくことが大切です。また、オーナーも事前に管理規約を共有し、明確に説明しておくことがトラブル回避のポイントです。
2. 【隣人や管理組合とのトラブル】
トラブル内容:
分譲マンションの管理組合は、居住者全体で運営されています。そのため、賃借人が入居している場合でも、管理組合のルールに従わなければならない場面が多く、オーナーを通じて意見や不満が出ることがあります。たとえば、騒音問題やゴミ出しルールの違反などが原因で、管理組合と賃借人との間でトラブルになるケースがあります。
対策:
賃借人に対しては、オーナーが定期的に管理組合のルールを説明し、必要な場合は管理組合の総会や会議に参加できるように調整することが有効です。また、オーナーは管理組合に対して、賃貸であることを報告し、トラブルが発生した際に速やかに対応できるようにしておくことが望ましいです。
3. 【責任の所在が不明確】
トラブル内容:
設備の修理やメンテナンスを依頼した際に、どの管理主体が対応するのかが不明確なことが多いです。オーナー、賃貸管理会社、マンションの管理会社がそれぞれ責任を押し付け合うことで、対応が遅れたり、問題が放置されることがあります。
対策:
契約時に、設備の修理やメンテナンスの責任が誰にあるのかを明確にしておくことが重要です。修繕が必要な際に、連絡先がどこか、誰が費用を負担するのかを賃借人にしっかりと説明し、契約書にも記載することが必要です。また、トラブル発生時には、関係者全員にすぐに連絡を取り、問題解決を迅速に進めることが求められます。
4. 【退去時の原状回復費用】
トラブル内容:
退去時に「原状回復費用」をめぐって、賃借人とオーナーの間でトラブルが発生することがあります。特に、分譲マンションは設備が高価な場合が多く、修繕やクリーニングの費用が賃借人の負担となるケースも少なくありません。
対策:
入居時に物件の状態を詳細に記録し、双方で確認することが大切です。また、原状回復費用についての取り決めを契約書に明確に記載し、トラブルを未然に防ぐための具体的な範囲を事前に説明することが有効です。
いかがでしたか?
分譲賃貸には、賃貸でありながらグレードの高い物件に住めるといったメリットがある一方、本記事でご紹介したさまざまなデメリットがあります。
分譲賃貸で契約を結ぶ際には、事前にしっかり本記事の内容を確認するようにしましょう。
一般的な賃貸物件も、分譲賃貸マンションもお部屋探しでお悩みの際は、ぜひとも矢島不動産にご来店ください。
賃貸に詳しいスタッフがたくさんいますので、あなたの悩みを一緒に解決できると思います(^^♪